AI特許ヲタク

人工知能(AI)に関する特許を紹介していくブログです。

ニュースや広告等のコンテンツの重要度を推定する発明

 

特許第6059314号

特許権者:ヤフー株式会社

出願日:平成27年9月17日 登録日:平成28年12月16日

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従来技術では、コンテンツの内容やコンテンツの新しさに基づいて、コンテンツの重要度を推定します。

 

Webに存在するコンテンツのうち、ニュース等のコンテンツは新しさによって重要度を推定することができますが、コラム等のコンテンツはニュース等のコンテンツと比較して、新しさがあまり重要ではありません。このため、コンテンツの重要度を適切に推定することができない場合があります。

 

そこで、本発明では、コンテンツに含まれるテキスト等の定常情報と、コンテンツが閲覧された回数等の変動情報とから、コンテンツの特徴を示す特徴情報を学習器を用いて抽出し、抽出された特徴情報に基づいて、コンテンツの重要度を推定します。

 

これにより、コンテンツの重要度の推定精度を向上させることができます。

複数の産業機械の作業分担を学習する発明

特許第6114421号

特許権者:ファナック株式会社

出願日:平成28年2月19日 登録日:平成29年3月24日

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工場等において複数の産業機械によって作業を行う場合、作業分担を適切に設定する必要があります。

本発明では、複数の産業機械11~1nにより作業を行う場合、複数の産業機械に対する作業分担を学習します。具体的には、複数の産業機械の状態量を観測し、観測された状態量に基づいて、複数の産業機械に対する作業分担を学習します。

機械学習としては、強化学習、教師あり学習としてのディープラーニング等が明細書内に記載されています。

これにより、複数の産業機械の作業分担を最適化することができます。